特許事務所では弁理士を中心としてさまざまな人々が働いているようです。規模が大きくなればなるほど業務内容は細分化されるようですが、たとえアシスタントや経理部門の人であっても弁理士が行う特許、実用新案、意匠、商標などについてはある程度の知識が必要とされるのは当然のことながら想像できます。
ではこうしたスタッフのなかでも弁理士やそのアシスタントを行う人などの場合、どのような性格の人であれば、特許事務所にとけ込みやすく、ストレスなく勤務が続けられるのでしょうか。
明細書などの出願書類を作成する仕事は静かな職場環境で行われるそうです。確かにうるさい環境で技術的な文章を考えるのは難しそうです。基本的に特許事務所での仕事は地味で地道な仕事だそうなので、地味で地道な仕事にも耐えられる忍耐力、集中力、真面目さのようなものが必要とされるようです。1日中パソコンとにらめっこしながら書類作成なんていうのはザラにある世界だそうですよ。あまり健康的ではないような気もしますが。やはり理系向きの仕事のようですね。
また事務所を訪れるさまざまな発明家や企業の担当者などとの細かなコミュニケーションも重要なようです。こうした仕事の依頼者との意思疎通がうまく取れるか取れないかによって、特許事務所の仕事の流れがスムーズに行われるかどうかが決まるとも言われているそうです。発明者は自分の発明をしっかりとしたプランとして完成させている人ばかりとは限らないようで、場合によっては弁理士との打ち合わせを重ねることでより明確で、素晴らしい発明に発展する場合もあるようです。もちろんコミュニケーションといっても調子よく話をあわせるというのではなく、発明家などが何を求めているのかを的確に把握して話を進めていくことが重要なことのようです。